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2023年09月22日

西多摩新聞にて

本日発行の西多摩新聞にて「キグミノヒナンコヤ」を紹介して頂きました。

そのコヤの興味深い項目(また別にupします)はいくつかあるのですが、
その中でも「避難所」としての使い方を入れたことがとても大きいと思うのです。

これは施主からの要望のひとつであり、
打ち合わせ時にこの言葉を聞いた時は、
おぉ、or やゃゃ、or ほぉ、
と感嘆したものでありました。

もちろん避難所として使われるのは住宅に住めなくなるようなことが起きてしまった時であり、
それは今日かもしれないし、この先何十年も来ないかもしれません。
それ以外の時は普通?の小屋の使われ方でございます。

「避難所」と大きく出ましたが、
4.5畳位の大きさの小屋に寝れる位(B寝台!)の棚を3箇所設けただけであります。
棚ですので普段は物を置いたりされています。

ただ、これがあるとないとでは、非常の時に大きく変わってくるのです。

住んでいる家が壊れて倒壊の危険があるので住むことができなくなった時、
普通は近くの学校の体育館等に行くわけです(仕方なく)。
ペットはまぁ一緒にはムリでしょう。

慣れ親しんだ家での暮らしから体育館での避難生活。
テレビで見る光景です。
いざ自分がそこにいることになった時、どうでしょうか。

寝台が付いた小屋があると避難所で暮らさないで済みます。
自分の敷地内ですので火事場泥棒の心配もせずに済みます。

 →ストレスがどれほど違うか。

体育館等の避難所で暮らす人が減るので行政の負担も減ります。


もちろん住宅の方を倒壊しないようにするのが優先ですが、
なかなか難しい場合もあるわけです。
(住宅の耐震工事は今回行っております)


非常の時を想像してみますと、
一家に一台(車)
よりも
一家に一小屋
ではないかとも思えてくるのです。
実際車での避難は難しいかと。


この事例はこのあたりだけでなく、
全国的に。
もう一つの選択肢≠ニして。
近くの大工さんにね建ててもらえばいいわけですよ。





posted by sekiguchi_lablog at 14:20| 近況報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年09月06日

土壁の家 と シロアリの蟻塚 と 温度比べ

9月に入ってもまたまた来ました。暑い日が。

昨日(9/5)拙宅は、
最高気温 36.3度(南側日陰)
最高室温 31.0度(1階リビング)
でした。

RIMG0327 (1).jpg

RIMG0326 (1).jpg

記録を取っていて気づくのは、
外の温度があまり上がらなくても、
逆にかなり上がってしまっても、
外の気温の変化度に対して内側は30度前後で安定していること。



拙宅の最高外気温の前後3日の温度記録
外は南側日陰
内は1階リビング

7/15 外 31.1度
   内 29.5度

7/16 外 36.9度
   内 31.1度

7/17 外 35.6度
   内 31.4度  


そしてちょっと興味深いのは、
(飛びますが、)
もっと昼間暑い地域の、拙宅と同じ「土」で出来た、

それはシロアリの蟻塚(ワタシの頭の片隅で常に気になっている)。
その内部の温度も30〜31度らしいとのこと(ネットにて)
共通点は素材としての 

「 土 」


また温度に関しては、
拙宅1階リビングは南側に窓があり外の影響を受けやすいのですが、
蟻塚と同じように窓のない土に囲まれた感じの玄関土間の温度はより安定しています。

8/11 外 34.8度
   内 30.8度

8/12 外 35.4度
内 29.8度

8/13 外32.5度
内 29.3度

8/14 外30.1度
内29.2度


考察として、
空調を使用しない自然の室温としては、
30度前後が一つの目安といいますか、
30度前後でやっていくしかないといいますか、
30度前後はなんとかやっていけるといいますか、

そんな感じでございます。

但し、
まわり(床壁天井)の温度も高くないことが必須
   
posted by sekiguchi_lablog at 18:20| 手間がゆとりを生む家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年09月01日

30度 1階 リビング(LDK)

2023年の8月21日の記録

昼間暑さがこたえる14時くらい。
&
夜間はどうなのかということで22時半くらい。


温度湿度のセンサーの位置は
全部で6カ所設置してみました。

外部2カ所
 南側と北側 両方とも日陰

室内は4カ所

 1階 玄関土間
 1階 リビング(LDK)

 2階      下側
 2階(屋根下) 上側

スキップフロアですので2階に上と下があります。
2階 の上にはロフトがあります。
この 2階 にはほぼ窓がありません。

image.png

外部 南側と北側では1.6度の差があります。「微気候」ということでありまして、まわりの状況が違うと天候によっては温度が変わります

室内
基本的に1階は昼間は窓を閉めて、夕方から朝に窓(換気用の)を開けています。
2階は昼も夜も窓を開けています。

玄関土間は朝しか日が入りませんので温度もそれほど上がらず。
1階リビングは南側に大きな窓がありますので、さすがに玄関土間のようにはいきません。
2階も窓がほぼないとはいえ換気していますので、このくらいにはなります。
2階屋根下 南側に窓があり換気もよくできますので、このくらい。





RIMG0313.jpg


夜です。
22時半。

外部は南側の方が風通しがいいからか温度が下がります。

換気窓開けていますが、1階はほぼ変わらず。
そして注目は2階の温度が下がってくれること。
壁や天井(屋根)の熱のこもりが酷くないこと。

でもね、もちろん冷房している感じではありませんのでね、
涼しい≠ニいうわけではありません。
ワタシ以外は扇風機かけて睡眠です。



それにしても、
この温度湿度のデータがとれる「govee」さんにはお世話になっております。
費用もリーズナブルでしたので6カ所も設置できました。
むかしは値段も高くwindowsオンリーでしたりなかなか購入には踏み切れなかったものです。
また、サーモカメラも準備してみましたのでまたUPしてみます。
posted by sekiguchi_lablog at 18:18| 手間がゆとりを生む家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする