>

2025年04月30日

玄関土間全体の水分の変化量 → 熱量換算

またまた続きます。

前回1立米あたりの水分の変化量(4.69g/立米)が出ましたので、

今回は玄関土間の部屋全体でどのくらいになるかざっくりとですが見てみましょう。

玄関土間の広さは 2.7m×3.6m=9.72平米 (約6畳)

天井までは2.4m

9.72u×2.4m=23.33立米

造り付け家具等他ありますので 1 を引いておきます。

23.33-1=22.33→22

変化量 4.7g/立米 を掛けますと、

22立米×4.7g/立米=103.4g →103g

玄関土間の空間としては103gの水分が空気中から移動しています。



凝縮熱(気過熱)は 水1gあたり 586cal/g (2461J/g) 20℃の時
ですので、

103g×586cal/g=60,358cal → 60kcal

という数字となりました。

約6畳の玄関土間では冬の午後から翌朝までに 60kcal となりました。

posted by sekiguchi_lablog at 14:26| 手間がゆとりを生む家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年04月23日

絶対湿度の変化量

前回から続きます。

相対湿度でみてもよくわかりませんので絶対湿度で比べてみます。

温度と相対湿度から絶対湿度もわかります。

 (絶対湿度:1mの四角の空気の中の水分量)


室温の高い時と低いを時の絶対湿度を出してみます。

1月9日:15時20分(15.5度、62.3%)→ 8.24g/m3
1月10日:8時(10度、37.7%) → 3.54g/m3


4月6日:15時20分(17.3度、72.9%)→ 10.74g/m3
4月7日:8時(15.5度、63.2%)  → 8.36g/m3

絶対湿度の変化量は

1月9日〜10日
8.24-3.54=4.7g/m3

4月6日〜7日
10.74-8.36=2.38 2.38g/m3

1月の方は1m3あたり空気中の水分が4.7gも変化していました。


Screenshot_20250423-183014.png

image.png

ちなみに1月の方、まわりと湿度のやりとりのない状況(調湿素材ではない)
の場合の相対湿度は87.7%
(絶対湿度が変わらない仮定)
15.5度、相対湿度62.3%、絶対湿度8.24g/m3
  ↓
10度、相対湿度87.7%、絶対湿度8.24g/m3 
posted by sekiguchi_lablog at 19:10| 手間がゆとりを生む家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年04月17日

温度と湿度の関係 

ご存知の通り温度と湿度(相対湿度)を測っています。


この二つの関係は特にまわりとやりとりがなければ、

 温度が上がってくると相対湿度は下がる。
 温度が下がってくると相対湿度は上がる。

ということになります。


しかしながら、
測った結果を見ますと、

 温度が上がってきても相対湿度も上がる。
 温度が下がってきても相対湿度も下がる。

という状況があります。


データーは生活の影響をあまり受けない玄関土間。

4月の春先
Screenshot_20250417-115026.png

1月の真冬
Screenshot_20250417-115552.png
posted by sekiguchi_lablog at 12:07| 手間がゆとりを生む家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする