今回は壁の ” 断熱 ” のことを。
昔ながらの土間があって土壁の家は、夏は風も通り抜け心地良いと感じます(最近の夏は暑すぎて残念ながら)。
しかしながら冬がどうしても寒い。
囲炉裏やかまどで直接の火を焚いていればまだしも、
さすがに今の生活では薪の煙が、、、どうしても。
ではどうすれば、
土壁を蓄熱調湿層として、その外側に ” 断熱 ” を付けることで解決できます。
断熱付けます!と決めたなら、
次の段階として、
その断熱材は何にしましょうかと。
たくさんの種類のある断熱材の中で、
土壁と合わせる断熱材、、、。
20年ちょっと前、
ワタシ悩みました。
グラスウールにロックウール。スチレン系、自然素材のものもいくつかありましたし、
より求めるならもみがら、くんたん、おが粉、けずり木等々。
大事な調湿も意識しつつ。
カタログ、サンプルを取り寄せ、、、
最後まで残った候補は断熱、調湿、難燃等の理由で ウール!
でもちょっと冷静になってみると家というスケールでウールを?
はるか遠い羊の国から?!。
ちょっとこのコストは、、、。
防虫もされているし。
→残念ながら見送り。
(→→スケールダウンして私の着るものは多々ウールとなりました)
そして、その時出た答えは、
断熱の基本 ”空気層” を作ろう。
空気層と決めたなら、
また今度は、
素材は?
作り方は?
まぁ、こちらは建物の特徴に合わせて比較的スムーズに。
→2へ続く
2025年05月29日
2025年05月21日
なぜしつこく温度湿度をモニターしているのか。
外気温と室温がリニアに対応しない。
湿度・水分(の移動)に関してよくわからないことがある。
もやもやとしてなかなか文字にできませんが、
すこしづつつじつまが合っていくことを願いつつ。
→前回の投稿記事の結果についてもちょっとまだなんとも言えません。
冬の話をしますと、
室内が冷え込まない。
感覚としては外が冷え込んでも、
室内の冷え具合にはブレーキが掛かる感じ。
(土の蓄熱性もあるが、感覚的にはここまでの性能はないと思う)
この冬(2025年)の最低気温は2月20日の朝でした。
その前後、2月15日から26日までを見てみます。
その中で外気温が一番高かった日と低かった日の変化量を比べてみますと、
16日
外気温 5.8℃
玄関土間 13.4℃
→温度差7.6℃
20日
外気温 マイナス4.6℃
玄関土間 8.7℃
→温度差13.3℃
16日の時の建物の性能でいけば、
マイナス4.6℃まで下がった場合は
室内はもっと下がっていいはず。
21日以降もマイナスが続くが最低室温はほぼ同じ。
相対湿度に関しては、
外気に関しては16日、20日とも温度が下がると湿度は上がる。
玄関土間に関しては、
16日は温度が下がると湿度も下がり、夜中で最小になると今度はゆるく上がっていく。
20日は温度が下がると湿度はゆるやかに下がり、夜中で最小になると少し上がりその後横ばい。
玄関土間は位置は北東の角。
外には常緑樹、1階には窓らしきものも無く、
太陽熱も取得できない状況。
暖房なし。
隙間あり。
吹抜けあり。

外気温 2月16日 〜前半

外気温 2月20日 〜後半

玄関土間 2月16日 〜前半

玄関土間 2月20日 〜後半
外気温の高い方は羽村市気温公式より高めに出ます。
(日陰、アルミシート等使っていますが、反射等でどうしても)
2025年04月30日
玄関土間全体の水分の変化量 → 熱量換算
またまた続きます。
前回1立米あたりの水分の変化量(4.69g/立米)が出ましたので、
今回は玄関土間の部屋全体でどのくらいになるかざっくりとですが見てみましょう。
玄関土間の広さは 2.7m×3.6m=9.72平米 (約6畳)
天井までは2.4m
9.72u×2.4m=23.33立米
造り付け家具等他ありますので 1 を引いておきます。
23.33-1=22.33→22
変化量 4.7g/立米 を掛けますと、
22立米×4.7g/立米=103.4g →103g
玄関土間の空間としては103gの水分が空気中から移動しています。
凝縮熱(気過熱)は 水1gあたり 586cal/g (2461J/g) 20℃の時
ですので、
103g×586cal/g=60,358cal → 60kcal
という数字となりました。
約6畳の玄関土間では冬の午後から翌朝までに 60kcal となりました。
前回1立米あたりの水分の変化量(4.69g/立米)が出ましたので、
今回は玄関土間の部屋全体でどのくらいになるかざっくりとですが見てみましょう。
玄関土間の広さは 2.7m×3.6m=9.72平米 (約6畳)
天井までは2.4m
9.72u×2.4m=23.33立米
造り付け家具等他ありますので 1 を引いておきます。
23.33-1=22.33→22
変化量 4.7g/立米 を掛けますと、
22立米×4.7g/立米=103.4g →103g
玄関土間の空間としては103gの水分が空気中から移動しています。
凝縮熱(気過熱)は 水1gあたり 586cal/g (2461J/g) 20℃の時
ですので、
103g×586cal/g=60,358cal → 60kcal
という数字となりました。
約6畳の玄関土間では冬の午後から翌朝までに 60kcal となりました。