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2008年07月06日

木材料のこと

今までもいくつか、木材料のことはUPしていますが、
また進んでいますので、このあたりで、UPしておきます。


かつら.jpg













上品なカツラの木目。
施主支給品。さすが家具工房!変わった材を持っています。
柱として階段を上がったところに2本使います。

カツラは水気の多いところに生え、葉はハート型、葉を手で挟んで
ぱちんとたたくとかすかに香りがします。
飛騨の方に大きいのが何本も生えている所があるのですが、
秋に行くとそのあたり一面カツラの香りと、紅葉した黄色の葉に埋め尽くされます。




桧はしら.jpg













桧の柱。
一等材。
粘り強そうでしょ。
今はこの山は刻み終わっています。
東京産(浜中材木店)





栗柱.jpg

















今回もポイントで栗材を使います。
栗は動くのであくまでポイントで。
個人的には木目や色が質実な感じで好きですが、
動いたりアクがでたりと。水や虫害に強かったりと。
動くという点で思うと、杉、桧は真っ直ぐで建築材としては
すばらしいということを改めて思います。

小屋木工さんが栗をよく使われているということからも。栗。



ミガキ丸太.jpg













ミガキ丸太は今回も手すり(布団干し)で使います。
2本とも端が少し曲がっているところが、スバラシイところ。
2間使い・使う場所を考えると、家がより生きてくるハズ。
(浜中材木店)




こみせん.jpg













込み栓は地元野田産のケヤキ。この後削って仕上げます。
(見えないところはカシの丸込み栓)
(中村材木店)




あかくろ.jpg

















杉の赤味の色。
赤味が黒い杉があります。
黒い杉は水分が抜けにくかったりして、一般的には嫌われてしまうのですが、この存在感はどうでしょう。
(黒は粘りがあると言う方もいます)
この黒い杉は特に黒いので、ポイントで使います。
地杉は黒っぽいのが多いです→屋根を受ける登り梁は地杉。
黒(中村材木店)





posted by sekiguchi_lablog at 00:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 野田市・Y邸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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