また進んでいますので、このあたりで、UPしておきます。

上品なカツラの木目。
施主支給品。さすが家具工房!変わった材を持っています。
柱として階段を上がったところに2本使います。
カツラは水気の多いところに生え、葉はハート型、葉を手で挟んで
ぱちんとたたくとかすかに香りがします。
飛騨の方に大きいのが何本も生えている所があるのですが、
秋に行くとそのあたり一面カツラの香りと、紅葉した黄色の葉に埋め尽くされます。

桧の柱。
一等材。
粘り強そうでしょ。
今はこの山は刻み終わっています。
東京産(浜中材木店)

今回もポイントで栗材を使います。
栗は動くのであくまでポイントで。
個人的には木目や色が質実な感じで好きですが、
動いたりアクがでたりと。水や虫害に強かったりと。
動くという点で思うと、杉、桧は真っ直ぐで建築材としては
すばらしいということを改めて思います。
小屋木工さんが栗をよく使われているということからも。栗。

ミガキ丸太は今回も手すり(布団干し)で使います。
2本とも端が少し曲がっているところが、スバラシイところ。
2間使い・使う場所を考えると、家がより生きてくるハズ。
(浜中材木店)

込み栓は地元野田産のケヤキ。この後削って仕上げます。
(見えないところはカシの丸込み栓)
(中村材木店)

杉の赤味の色。
赤味が黒い杉があります。
黒い杉は水分が抜けにくかったりして、一般的には嫌われてしまうのですが、この存在感はどうでしょう。
(黒は粘りがあると言う方もいます)
この黒い杉は特に黒いので、ポイントで使います。
地杉は黒っぽいのが多いです→屋根を受ける登り梁は地杉。
黒(中村材木店)