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2008年08月17日

夏のロフト

先日、東大和市・S邸へおじゃましました。暮らし始めて初めての夏でもあり暑さはいかがでしょうかとお聞きしましたら、ロフトで寝れます。寝ています。と。

羽村市・A邸にもロフトがあります。おじゃました時、聞いてみますと、
暑さがこもることはありません。と

2軒ともロフトにエアコンはありません。
ロフトに設けた窓やトップライトからの風通しや土壁効果(ロフトは板壁ですが)。

屋根の仕様も大切なポイントです。
断熱材を入れるだけではありません。
「断熱材」と言われると熱を遮断してくれて夏は涼しく、冬暖かく快適に暮らせそうですが、普通使われている断熱材の厚みではそんわけにはいかないことは皆さん身をもってわかっているのではないでしょうか。

断熱材を入れるだけですと、それが熱を溜め込んでしまい、夜になってもなかなか抜けていかないのです。まるで天井面が放熱暖房機になったように。
ワタシらは大手ハウスメーカーの賃貸に数年暮らしましたが、その時はどうしようもなくエアコンを使っていました。快適ではありませんでした。

「断熱材」が入っていると言わずに「ふとん」が入っていると言った方がイメージし易いでしょうか。
例えばほぼ密閉された屋根内(天井)や壁の中に布団が入っている状態。
夏の日差しで「ふとん」が50度以上に熱を持つ状態。

遮熱と通気も大切なポイントです。


posted by sekiguchi_lablog at 06:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 建築ラボ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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