例えばただ今建築中のE邸の場合
通し貫を締めるクサビの数は約900箇所。
その他柱梁の組んだ箇所、ほぞの箇所筋交いで切りよく100(もっとありますが)としますと。
合わせて1000箇所
E邸の重さざっと30トン。
1000で割ると、
1箇所当たり30kg。
これは地面が横になった、家が横になったという仮定。
地震は震度やマグニチュードで知らされますが、
個性がありましてひとつひとつ違います。
その地震の固有周期、加速度、等々
建物が建っている地盤との共振
建物の固有周期との共振
それでもね。
建物を真横にしてもね
1カ所あたり30kgですよ。
分厚い貫が柱を通し抜いて、
家の一番大事な骨組みが一体化していますしね。
一体化した構造体は強いですよ。
これはこの地でこの国で1000年以上続けられたやり方。
残念ながら一時期ほぼ絶滅しましたけどね。
奇跡の復活でございます。
トキのように(笑)
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