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2012年04月26日

柱に貫を通すこと

R0018202.JPG
柱に開けられた貫穴(写真はプレカット加工ですので角が丸いです)


R0018204.JPG
貫を通します。



R0018210.JPG
クサビを打ち込むとがっちりと。
 角の丸に貫がくい込みよりgood


R0018178.JPG
貫の継ぎ手の加工。
いいですなぁ。

建物の長さは長手の方で8mちょとあるので、貫材をどこかで継がなくてはいけません。
短手の方は貫材を長物でとってもらいましたので一本物で。


前に書いたようにこのクサビが900箇所。
どこかがたとえゆるんでも、
キツイ箇所がまず地震を受けとめ変形し、
それでもだめならゆるい箇所が受け止める。
900箇所。
フェイルセーフ。

柱と貫は縦と横の関係ですので、
地震の揺れに対してやなぎ腰で対応します。
斜めの筋交いはとは違う受け止め方であります。

この貫は制震材はもとより、
土壁の竹木舞を止める下地材として、
板壁を止める下地材として、
見えるところは化粧材として、
 この多芸さ、エライ!



材料のうつくしさ。見てくださいませ。
高温乾燥をしていない地元材。
写真の色加工もしていません(笑)
 1カ所黒いしみはデジカメに入ってしまったゴミ、、、あぁ、、、。
   フィルムカメラならシュッシュと掃除できたのに。
     痛い出費になりそうで、、、
posted by sekiguchi_lablog at 06:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 建築ラボ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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