柱に開けられた貫穴(写真はプレカット加工ですので角が丸いです)
貫を通します。
クサビを打ち込むとがっちりと。
角の丸に貫がくい込みよりgood
貫の継ぎ手の加工。
いいですなぁ。
建物の長さは長手の方で8mちょとあるので、貫材をどこかで継がなくてはいけません。
短手の方は貫材を長物でとってもらいましたので一本物で。
前に書いたようにこのクサビが900箇所。
どこかがたとえゆるんでも、
キツイ箇所がまず地震を受けとめ変形し、
それでもだめならゆるい箇所が受け止める。
900箇所。
フェイルセーフ。
柱と貫は縦と横の関係ですので、
地震の揺れに対してやなぎ腰で対応します。
斜めの筋交いはとは違う受け止め方であります。
この貫は制震材はもとより、
土壁の竹木舞を止める下地材として、
板壁を止める下地材として、
見えるところは化粧材として、
この多芸さ、エライ!
材料のうつくしさ。見てくださいませ。
高温乾燥をしていない地元材。
写真の色加工もしていません(笑)
1カ所黒いしみはデジカメに入ってしまったゴミ、、、あぁ、、、。
フィルムカメラならシュッシュと掃除できたのに。
痛い出費になりそうで、、、
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