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2015年01月09日

壁をはがしてみないとわからない vol1

壁をはがしてみて
はじめてわかることばかり。

図面では筋交いの印となっている壁に筋交いが入っていないこと。
 、、、もう慣れました、、、。

普通壁の下には土台があるのですが、無かったこと。基礎ももちろん無かった。

普通壁が交わるところには柱があるのですが、無かったこと。

窓の上の小さな庇(霧除け)から雨が入り外壁の下地が腐っていたこと。

家のカドの柱が土の上から立っていたこと。

シロアリに2階まで食べられていたこと。

等々、、、


その時の建て主さんが、とにかく安くやってくれ と言ったか、
適正価格だったが、つくる側が手抜きしたか、双方了解のもとであったか、
どちらにしても、
フタをあけてみた私たちはいい気分ではありません。

この事例では、あまりの見事さに建て主さんと一緒に笑ってしまいました。。。
足元.jpg

上.jpg

土台.jpg
心材(赤味)は食べられなかった。

ここで、明らかにされ、手を入れられた家は幸せです。
この後また何十年も。
もし後の人が明けてみた時、いい気分になる仕事をしていきたいものです。
posted by sekiguchi_lablog at 17:51| リフォームLabo | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする