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2015年07月06日

梅雨時期の土壁の家

土壁の家のうたい文句といえば
調湿効果がまず上がりますが、
実際はどうなのでしょうか、


ここ一週間ほどは雨が降ったり止んだりの正に梅雨の天気が続いています。
今日は一日雨 雨

そんな一定の天気ですと湿度も一定。
外は90% 
内は60%

6.jpg
本日17時過ぎの室内
温度22°
湿度62%


3外.jpg
3内.jpg
7月3日の17時の外と室内
外の温度23°
外の湿度95%
室内の温度24°
室内の湿度63%


温湿度計のチェック(7/1 14時)
チェック.jpg
温度の方はまだしも湿度の方はけっこうあてになりません。
売り場でもならんでいる湿度計もかなりばらばらな数字を指していますよネ。

ですのでチェックしました。私が使っているのは大丈夫。


外の湿度が90%前後であっても室内はそれほど影響を受けない。
暮らしていない閉め切った家ならまだしも。

この家は5人暮らし。
雨でももちろん出入り有り、
手づくり建具なので気密はとても低い。
洗濯物も雨なら室内干し(乾燥機ありません)
台所の換気扇無し!
 (フードから外にダクトはあるのですが、夏以外はフタしています。換気扇も付いていません→台所からの水蒸気はすべて室内に拡散放出)
お風呂も換気扇無し(お風呂からの水蒸気もすべて室内に拡散放出)!!

こんなかなりの悪条件で暮らしている “ 実験 ” 住宅ですが、
 この湿度。
  除湿器ももちろんありません。

毎日毎日
 外から入ってくる高湿の空気、
  室内で台所から風呂場から洗濯物から人間から出る水蒸気、
なぜこれ以上室内の湿度が上がらないのでしょうか、 
 打ち止めにならないのでしょうか、 

土壁の家
 (昔ながらの竹小舞を下地にして厚く土を付けた壁)

まだこの先もこんな天気のようですので、
 室内の湿度を測っていきます。
上がっていったりして、、、



そしてカビの繁殖は
 湿度60%〜でよごれホコリのあるところで発生し始め、
 湿度75%〜はさらに多く発生します。
posted by sekiguchi_lablog at 18:14| 建築ラボ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする