こどもの頃、近所で家が建ちはじめると「餅まきはいつだろう?」とワクワク、そわそわしたものでした。
建前から無事棟が上がるといよいよ餅まきです。情報を聞きつけた大人やこどもがあちこちから集まってきて、家の高いところから投げられる大小のお餅めがけて走る、走る。特に大きいお餅には500円玉がビニールに包まれて入っていたりするので、これを拾った時には本当にうれしかったなぁ。
そんな思い出も今や昔。上棟時に餅をまくという話はめったに聞かなくなりました。今の家を建てたときも何とはなしにやりませんでした。地域性もあると思いますが、家の建ち方やご近所付き合いの形も変わってきたからでしょうか。餅まき文化はこのまま消えてしまうのかしら…
…と残念に感じていたところ、なんと高尾・H邸のお施主さんから「餅まきをやりますのでご家族でどうぞ」といううれしいお誘いが!!
私と同じく「上棟=餅まき」の楽しい思い出を持つお施主さんが、同じ楽しみをぜひこどもたちにも味わって欲しい、そして後々に残して欲しい!という想いから餅まきを計画し、たくさんの子連れ家族を招待してくださったのです。
そして当日はすばらしい晴天!高尾山のふもとの敷地にはたっぷりの日差しがふりそそぎ、まさに餅まき日和。
まずは浜中材木店の浜中社長より皆さんにご挨拶。
東京の森の状況についても話がありました。

いよいよ餅まき。まずは建物の四隅から大きな餅を、いためぬようにそろそろと。

つづいて紅白餅やお菓子、ご祝儀などが次々とまかれました。



袋いっぱい拾った子もいれば、うちのムスメのように気に入ったお菓子だけを選んで拾い、厳選した5つ余りをうれしそうにチビチビ食べてた子もいますが、それぞれに楽しい思い出ができたようです。この晴れ晴れしい行事、ぜひ次の世代にもつなげておくれ、こどもたち!
(D)
posted by sekiguchi_lablog at 01:15|
高尾町・H邸
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