Aさんちの居間の二間分の掃出し窓は、
設計上障子を建て込む内容で工事もそのように作るのだけれども、
当初はこどもたちもまだ小さく、障子紙の張り替え等もちょっときびしいだろうと
いうことで、カーテンを吊りました(鴨居の溝はカーテンレールにぴったりなのです)。
工事中は土壁の泥んこプールで遊んでいたこどもたちも
はや中学生となり、ここで障子の建て込みと相成りました。

ジャーン!
3.6mを3枚建てで。
引き込みでつくっていますので引き残し無く窓分全部開きます。
障子の桟は家の雰囲気とAさんのお人柄をうつして少し大きめに大らかに。
幅1.2mありますが戸車仕様ですので楽々。しかも軽すぎない。
カーテンより明るく。冬は暖かい(両面張りも出来る仕様)。
和紙を通した光は表情が刻一刻とかわり楽しめます。
材料は地元多摩産のスギを使っています。
Aさんにもよろこんで頂きこちらもうれしいかぎりであります。