気持いい床はハダシでいて気持いい床と思っています。

7年経ったスギ厚み30mmの床。
何も塗っていません。
掃除がたいへんと思われている方が多いですね。
掃除はカガミのようなもの。
何もしなければそれなりに。
箒で掃けばそれなりに気持良く。
雑巾がけまでするとサイコウの気持ちよさ。
しなければいけないものではありません。
足の裏からは何げにたくさんの水分が発散されています。
(クツの蒸れからもおわかりかと)
その水分を何も塗らない無垢の板はどんどん吸い取ってくれます。
また足の裏の感覚はとても繊細なので床のきれいさがわかっちゃうんです。
なので雑巾がけまですると細かなチリなどもとれてサイコウに気持よくなるわけです。
例えば飛騨の古い民家。
かつて板敷きだった部屋に畳を敷いて使っていました。
板敷きに戻すということになり、
畳を上げてみるとカビがうっすらと。
ボランティア総出で掃き掃除と雑巾がけ。
黒光りする床板によみがえりました。
キズを心配する方も多いですね。
いつからかツルピカがいちばんのような感じになってしまっていますのでむりもありません。
キズよりも心地よさを大切に。
自分たちの心地よい暮らしよりキズが付かないことを優先するようでは本末転倒。
初めの床板の写真もいい感じでしょぅ。
posted by sekiguchi_lablog at 10:30|
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