
藁床畳です。
1畳分が重さ30kgほどもあるのです。
そのほとんどが藁です。
その重さからしてどれほどの藁を詰め込んでいるかそれはそれは驚異的な量です。
藁はお米をつくっていれば必然的にでてくるもの。
お米はつくらないわけにはいきませんからね。
副産物の藁はどうしましょうか。
堆肥にできますが、全量を使い切るのはまぁ大変でございます。
→むかしの人は道理にかなった使い方を見出しました。
建物の建材として。
建材は量を必要としますから。
なるべく費用のかからないもので。
植物質のものですから調湿効果OK
これだけの質量でですので蓄熱効果も
厚み5〜6cmあるので断熱も(”断熱材”ではありませんが)
化学物質の使用なく(今の建材は種々使われていますが)
畳表はイグサ。
こちらももちろん植物質で裸足がきもちいいですよね。
そんなこんなの畳でございます。
住宅の方のリフォーム&耐震補強で12畳分の畳が使われなくなってしまいましたが、
施主との相談の中で同時に建てる小屋の内壁に使う提案をしました所、了解をとなりましたので現実となりました。
まだまだ綺麗な畳表でもあり、
これは施主の資産でもありますので手放すことなくね。
処分する場合は費用がかかりますし。
一石二鳥以上。
畳は床にあるものと染みいついているとこの写真を見ると えっ 床?!
【関連する記事】